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中島みゆきは生きている誰にだって優しい

自分の話から始まって申し訳ないんですが、どうやらメンタルが死にました。

鬱の波はときどき来るのですが、その次元じゃない感じで、今ちょっとおおごとになっています。離人症みたいで、全体にぼんやりしてるので、文章がへんだったらごめんなさい。

鬱のときに励ましの曲とか、自分をいじめすぎだろって感じなんですけど、YouTubeのオススメ欄に出てきたから、中島みゆきのファイト!を聴きました。中島みゆきはもともと大好きで、特に別れうたと化粧が好きです。わからない人に紹介するなら、糸とか地上の星とかが有名所です。

知らないひとはファイト!YouTubeで聴いて、ぜひ。

以下一応歌詞載せたので読んでみてください。

著作権的に大丈夫なのかな、これ。

ファイト!

歌:中島みゆき 作詞:中島みゆき 作曲:中島みゆき

あたし中卒やからね 仕事をもらわれへんのやと書いた

女の子の手紙の文字は とがりながらふるえている

ガキのくせにと頬を打たれ 少年たちの眼が年をとる

悔しさを握りしめすぎた こぶしの中 爪が突き刺さる

私 本当は目撃したんです 昨日電車の駅 階段で

ころがり落ちた子供と つきとばした女のうす笑い

私 驚いてしまって 助けもせず叫びもしなかった

ただ恐くて逃げました 私の敵は 私です

ファイト! 闘う君の唄を

闘わない奴等が笑うだろう

ファイト! 冷たい水の中を

ふるえながらのぼってゆけ(※)

暗い水の流れに打たれながら 魚たちのぼってゆく

光ってるのは傷ついてはがれかけた鱗が揺れるから

いっそ水の流れに身を任せ 流れ落ちてしまえば楽なのにね

やせこけて そんなにやせこけて魚たちのぼってゆく

勝つか負けるかそれはわからない それでもとにかく闘いの

出場通知を抱きしめて あいつは海になりました

(※)くり返し

薄情もんが田舎の町にあと足で砂ばかけるって言われてさ

出てくならおまえの身内も住めんようにしちゃるって言われてさ

うっかり燃やしたことにしてやっぱり燃やせんかったこの切符

あんたに送るけん持っとってよ 滲んだ文字 東京ゆき

(※)くり返し



あたし男だったらよかったわ 力ずくで男の思うままに

ならずにすんだかもしれないだけ あたし男に生まれればよかったわ

ああ 小魚たちの群れきらきらと 海の中の国境を越えてゆく

諦めという名の鎖を 身をよじってほどいてゆく

(※)くり返し

(※)くり返し

ファイト!


こういう曲なんですけど。

良い曲でしょ。

でも実は応援歌って、とっても苦手意識があって。

あれって「頑張ってるひと」に対する曲じゃないですか。わたしは基本的に、頑張れないことがつらいので、ちょっとベクトルが違うというか。この曲に見合うような努力を出来ていない、自分に対する自己嫌悪が出てきてしまうわけで。

頑張れないんだよ!!!夢に向かって頑張る君は輝いてる、じゃねぇんだよ!!!ってなる……

だから中島みゆきのファイト!に対しても、わたしは常に闘わない奴等(サビ参照)の立場にしかなれないという辛さがあったんです。冷たい水の中をすぐに諦めてしまう自分、うんと先を泳いでる仲間を眺める自分………やっぱり劣等感がそこにはあって、なんていうか申し訳ない気持ちになってしまう。



で、今日ですよ。

改めて、ボロボロのメンタルで聴いたわけです。


全っ然、違った。

中島みゆきは生きている誰にだって優しかった。

中卒の女の子も、突き落とされた少年も、

田舎から出られなかった少女も、

ときには目の前の理不尽に屈してしまう時もありつつ…

個々が抱える理不尽に耐えて、耐えて、耐えて…



闘え、ファイト、ってのは

お前の抱える理不尽に耐えろ、諦めるな、って意味なんだと思うんです。

夢や目標に向かって頑張れ、とは全然違う次元なんですよ。もっともっと低い次元。

これに気付いたとき、この曲は私のための曲でもあるんだと思いました。

闘わない奴等のなかには確かに「諦めたひと」も入るけど、きっと「理不尽な思いをしていないひと(闘う必要のないひと)」も入るんだろうなって。

各々の人生で、抱えている理不尽さがあって。

その理不尽さ、どうしようもなさと闘っている、

つまり日々を生きている人達に送る励ましの曲なんだなぁと思いました。

明日から地獄が始まりそうですが、理不尽に、理不尽を妥協しようとする自分に負けないようにがんばります。おやすみなさい。

長くなってすみません。

佐々木かな